ニチデ卒業生は今~「#コンパス 戦闘摂理解析システム」のゲームプランナーにインタビュー

2019年8月19日 ニュース

NHN PlayArt 株式会社 

ゲームプランナー 

匂坂愛陽さん

8月11日(日)博多大丸(エルガーラホール)で開催された

「#コンパス 戦闘摂理解析システム」(以下#コンパス)のイベントのために来福されていた卒業生の匂坂愛陽さん(現在/NHN PlayArt 株式会社 ゲームプランナー #コンパス 担当)にインタビューをしました。

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現在のお仕事を教えてください

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今は NHN PlayArt 株式会社でゲームプランナーとして働いています。ゲームを企画するのがプランナーの仕事ですが、僕は現在、弊社が配信している「#コンパス 」というソーシャルゲームのプランナーをしています。新たなアップデートをいちから考えるところから、皆さんの手に渡るまでのプロモーション活動、オンライン&オフラインにてゲーム大会を開催するなど、ユーザーの皆さんにゲームをより楽しんでもらえるように様々な企画を考えて実行しています。

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ゲーム業界で働きたいと考えたのはいつ頃からですか?

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小学校は6回転校していて、中学校、高校は宮崎県で過ごしました。小さい頃からゲームが大好きでした。小学校の頃からオンラインゲームやっていましたね。一日18時間とかやっていた日も…そのおかげでパソコンのタイピングは学校で一番速かったと思います(笑)。小学校5年生の頃、将来はゲーム業界で働きたいなぁと考えていました。ゲームをしていると、たまに運営の人が、ゲームマスターとしてゲーム内に現れるんです。その度にドキドキしましたね。いつか自分もゲームマスターになりたいと憧れを持っていました。

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その後、ニチデに入学をしたのですか?

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高校を卒業したら東京に進学をしたいと思いましたが、宮崎から東京への進学は経済的にもハードルが高くて、九州の学校を探しました。色々な学校を見てニチデのゲーム&CGデザイン科(現・ゲームクリエイター科)に入学をしました。いざ入学をしてみると…自分よりもCG制作が上手い人が沢山いて…1年間勉強して、自分はCGデザイナーには向いていないなぁと感じましたね。ゲームプログラマーとも考えましたが…自分は高校時代にプログラムの勉強をしていたので、プログラムの世界にも自分よりも遙かにできる人たちがいることを知っていました。プログラマーも難しいだろうなぁと感じていました。

技術がない自分でもゲーム業界に行くにはどうしたらいいのか考えました。結果、プランナーなら制作する技術がなくても、発想力があれば…そんなふうに思ったんです。高校でプログラムをかじって、専門で3DCGをかじって、イラストを描いてきた結果…自分よりも凄い制作ができる人達に出会い、それでも浅いけど広い知識を身につけることができたことは、プランナーとして働いている今でも凄く役に立っています。

採用活動はプランナー志望でいくつか応募しました。でもプランナ―の新卒採用は数も少なく厳しい現実でした。次第にゲーム会社ではなくてもゲームに関わる仕事を広く探していきました。

そして御縁があり、ゲームメディア(編集)の仕事に就くことができました。

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ゲームメディアでのお仕事はどんなものでしたか?

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ゲームメディアでは編集者として働きました。

様々なゲームを雑誌、Web、動画などで盛り上げていく仕事ですね。誰かが制作したゲームをより沢山の人にプレイしてもらうために紹介することがゲームメディアでの仕事でした。そこで、学生時代には分からなかったゲーム業界の実態も知る事ができましたね。
当時からソーシャルゲームが流行っていましが、オンラインゲームやコンシューマーのゲームに比べると”遊び”部分のクオリティが低いものが多かったです。多くのゲームを仕事を通じて知っていくうちに、もっとこうしたらいいのにと感じたことは多々ありましたね。

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ゲームメディアの会社を退職し、

NHN PlayArt 株式会社に転職したんですね。

プランナーとして内定をもらえた理由は何だと思いますか?

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一言で言えば…愛だと思います(笑)

(愛ですか?ゲームに対する?)

そうですね。コンテンツ(#コンパス )愛が強かったからだと思います。

(「#コンパス 」はやるんですか?)

文字通り人生をかけています。最高6位になったこともあります(笑)。NHN PlayArt がコンパスを配信する前から「#コンパス 」には興味を持っていました。「#コンパス 」はゲーム好きが集まって、作った最高のソーシャルゲームだと感じていましたから、このゲームに関われている事は、とても嬉しく思います。

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ゲームプランナーとしてのやりがいは?

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「#コンパス 」のイベント会場で参加者の皆さんにゲームをレクチャーしたりすることもプランナーとしての仕事です。ゲームの企画はもちろんイベントを企画して、ユーザーの笑顔を直接見ることができるこの仕事にはとてもやりがいを感じています。

 

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匂坂さんにとってゲームとは?

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ドキドキするモノですね。

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ゲーム好きは沢山いますが、ゲームに関われる仕事をしている人は多くないように感じます。それを現実なモノにできた理由は?

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「諦めなかった」その一言に尽きるように思います。唄が上手い人や絵が上手い人とかそれを仕事にしている人ってそれは諦めずにやり続けてきた結果だと思います。それと「楽しむ側から楽しませる側」の視点を専門学校に入った時点で持つようになりました。僕はゲームを企画する上で、自分が面白いと思えるものを制作していくようにように心がけています。だから自分自身の感覚を信じていますね。それとユーザーの生の声を聞くことも、とても参考になります。

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楽しいと感じることは?

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ユーザーの反応を見るのが楽しいです。辛い事は1つもありません。

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学生時代、学んだことは?

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ファッションにこだわり出したのは、ニチデに入学してからです。この学校ではいろいろなセンスを学びましたね。クリエイターとしての生き方を教えてくれたのはニチデです。ファッションを変えると見られてる意識を持ちますよね。その見られてる感覚を意識することは、自分にとって本当に大きな変化になりました。誰かに見られる意識を持つことって凄く大切な気がします。写真を学んだり、CG学んだり、デッサン学んだり、厳しい先生方もいましたが、その全てが今に生きていると思います。

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この業界を目指す方にメッセージを?

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「諦めないこと」と「いろいろなものを見ること」が大切だと思います。学生時代はいろんな場所に行きました。見たモノの全てが僕の知識になりました。デザイナーもプランナ―も本当にそれが大切だと感じています。好きなことを仕事にできている今、僕はずっと好きな事をやり続けてきた結果だと感じます。ゲーム業界は本当にゲーム好きが集まっていて、ゲーム愛がなければつくれない仕事だと思います。いきなり理想を叶えるのは厳しいかもしれませんが、本気でゲーム業界に関わりたかったら、行ける道は必ずあると思います。目先の事ではなく、結果的にそこにいけるように未来を想像しながら…ですね。僕も学校卒業してもまだ学ぶことが多くて、学び続けていて将来的にはいつかは自分のタイトルをもてるようになりたいです。

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以上でNHN PlayArt 株式会社 ゲームプランナー 匂坂愛陽さんのインタビューを終わります。

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